 |
ラクチュロースとは? |
| |
 |
乳糖(ラクトース)に由来するオリゴ糖(単糖が2〜10個結合した糖類の総称)で、ガラクトースとフルクトースから構成される二糖類です。加熱処理した牛乳・乳製品中に広く見いだせるため、異性化乳糖またはミルクオリゴ糖と呼ばれています。
平成4年8月7日に(財)日本健康・栄養食品協会より特定保健用食品成分(お腹の調子を良好に保つ成分)として総合評価書の発行を受けています。
 |
| |
ラクチュロースの効用は? |
| |
|
■難消化性で低エネルギー
ラクチュロースは、胃や小腸では消化・吸収されずに大腸に到達する難消化性オリゴ糖です。大腸の腸内細菌によって始めて利用され、一部有機酸となり吸収されます。
そのため、低エネルギーで、エネルギーは通常の糖質の半分です(2kcal/g)。難消化性で低エネルギーであるため、摂取後の血糖値の上昇はほとんどありません。

■整腸作用
難消化性オリゴ糖は、食物繊維と同じような働きをします。ラクチュロースは、便の水分量を増やし便をやわらかくするので、便秘の解消と予防に効果があります。
■カルシウム・マグネシウム吸収促進作用
ビフィズス菌がラクチュロースを餌として利用すると有機酸を作ります。有機酸は、小腸で吸収しきれなかったミネラルを可溶化し、大腸でのミネラル吸収を促進します。ラクチュロースとカルシウムやマグネシウムを一緒に摂取するとそれらの吸収が促進されます。

■骨強度向上
カルシウムやマグネシウムの吸収が促進されると骨が丈夫になります。ラットを使った動物実験から明らかになっています。
 |
| |
ビフィズス菌が増えると? |
| |
|
■腸内細菌叢の改善
腸内細菌叢の叢は(そう)と音読みします。訓読みでは「くさむら」です。英語ではFlora(フローラ)と言います。腸内の細菌の集まりを「お花畑(くさむら)」にたとえた学術用語です。ビフィズス菌が増えると、腸内の悪玉菌や病原菌が増える場所がどんどん減ってきます。その結果、腸内細菌叢は改善され、「お花畑」はきれいになります。ちなみに、ビフィズス菌が優性な腸内細菌叢を「ビフィズス・フローラ」と呼びビフィズス・フローラになると、腸内のアンモニアと腐敗産物の産生が抑制され、便臭が低減し、その結果、体臭も低減します。
■免疫腑活作用
ビフィズス菌には免疫力(体の抵抗力)を高める作用があります。ビフィズス菌が腸内細菌叢の悪玉菌や病原菌の増殖を抑制することも関係します。
■高アンモニア血症、肝性脳症の改善
高アンモニア血症は肝臓などの疾患により、肝臓の機能が低下し血中のアンモニア濃度が上昇する病気です。手の指が震えたり、ひどいときには昏睡状態になることもあります。ビフィズス菌がラクチュロースを利用して増殖するとき有機酸をつくりますが、有機酸は酸性なので、腸内(便)のpHを低くし、同時に腸内のアンモニアや腐敗産物の産生を抑制します。その結果、肝性脳症(肝性昏睡症)の原因となる高アンモニア血症が改善されます。ラクチュロースは、肝性脳症の薬としても使われています。

 |
| |
|
|
| |
|
|